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プロドライバーには資格が必要!?必須資格と役立つ資格を徹底解説

 

プロドライバーとは、バス運転手やトラックドライバーのように「運転」を仕事にしている人たちのことです。

プロというだけに、スキルや経験も豊富なトップドライバーです。

 

とはいえ必要な資格を持っていなければ、仕事に従事することもできません。

 

そこで今回は

「プロドライバーになりたいけど、資格がないとなれない?」

「自分の持っている資格では、どの仕事ができる?」

といった疑問をもつ方のために、プロドライバーになるために必要な「資格」をご紹介します。

 

また就職や昇給に有利な資格もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

1、プロドライバーの資格

 

 

今回はプロドライバーの中でも主要な職業である「タクシー・ハイヤードライバー」「トラックドライバー」「バス運転手」「役員運転手」に必要な資格をそれぞれご紹介します。

同じ「ドライバー」といっても、この4つの職業ではすべて必要な資格が違います。

 

職業ごとに必須の資格を持っていると就職や給与アップに有利な資格を順番に見ていきましょう。

 

2、タクシー・ハイヤードライバーに必須の資格

 

まずはタクシー・ハイヤーのドライバーに必須の資格をご紹介します。

 

タクシーやハイヤードライバーと言えば、営利目的で緑ナンバーの車を使います。

そのためまず必要な資格が「普通自動車第二種運転免許」です。

 

そして意外と知られていない資格が「地理試験」です。

正式名称を「輸送の安全及び利用者の利便の確保に関する試験」といいます。

 

一部地域でタクシー運転手の業務を行う場合に必要な資格です。

地理試験の資格が必要なのは以下の地域となります。

 

《地理試験が必要な地域》

東京都 23区(特別区)・武蔵野市・三鷹市
神奈川県横浜地域 横浜市・川崎市・横須賀市・三浦市
大阪府 北ブロック:池田市・箕面市・茨木市・高槻市・摂津市・島本町・豊中市・吹田市・大阪市西淀川区/淀川区/東淀川区

中ブロック:大阪市(西淀川区/淀川区/東淀川区を除く)・東大阪市・八尾市・守口市・門真市

南ブロック:堺市・高石市・泉大津市・和泉市・忠岡町

 

他に介護保険タクシードライバーは、二種免許に加えて「介護職員初任者研修(ホームヘルパー二級)」が必要となります。

 

2-1.  タクシー・ハイヤードライバーに有利な資格

 

次は有利な資格です。

人を乗せる職業なだけに、乗客に対する資格が目立ちます。

 

運行管理者 タクシーやトラック・バスなどの事業所が、営業所ごとに配置が義務付けられている資格。

ドライバーの健康管理や、安全のための指導を行う資格です。

所有車両の数に応じた人数を配置することになっています。

ユニバーサルドライバー研修 タクシードライバーの接遇向上を目的とした研修です。

高齢者や障がい者の方に対する介助の方法などを学びます。

普通救命講習 お客様に万一のことが起きた場合、心肺蘇生法やAEDの使用方法、ケガの応急手当の仕方などを学ぶものです。

 

 

3、トラックドライバーに必須の資格

 

 

トラックドライバーに必要な資格は、第一種運転免許です。

使用する車の大きさによって、「普通」「中型」「大型」と変わります。

 

《免許別の運転可能車両》

普通自動車第一種運転免許 車両総重量3.5t未満  ※免許取得時期により異なる
中型自動車第一種運転免許 車両総重量11t未満
大型自動車第一種運転免許 縛りなし

 

中型や大型は免許取得に受験資格があるものの、需要も給与も格段に上がります。

トラックドライバーを目指す人は最終的に大型免許の取得を目指すといいでしょう。

 

3-1.  トラックドライバーに有利な資格

 

トラックドライバーの有利な資格のほとんどは、荷物を運ぶための資格です。

 

フォークリフト運転技能者 積み荷をパレットに乗せて運搬した場合、フォークリフトでの荷下ろしが必要です。

非常に需要のある免許なのでぜひ取得しましょう。

けん引免許 トレーラーの運転をするための免許。

非常に高度な技術がいるため、大型トラックのドライバー以上の収入も期待できます。

危険物取扱者 燃料系の運搬をするドライバーは取得するべき資格。

丙種・乙種・甲種の3種類があり、徐々に難易度が上がっていきます。

玉掛作業者 荷積みや荷下ろしの際に使用するクレーンを扱うための資格。

トラックドライバーなら、持っておいて損のない資格です。

 

この他にも「小型移動式クレーン」「床上操作式クレーン」「運行管理者」「衛生管理者」などの資格も役立ちます。

 

4、バス運転手に必須の資格

 

路線バス・観光バス・高速バスの運転手に必要な免許は「大型自動車第二種運転免許」です。

会社によっては資格取得支援制度があり、入社後に資格取得できることもあります。

 

バスの運転手の中でも少し違うのは、送迎バスの運転手です。

学校や施設が所有する白ナンバーのバスの場合二種免許は不要で、バス会社保有の緑ナンバーの場合は、二種免許が必要です。

 

4-1.  バス運転手に有利な資格

 

バス運転手が持っていると有利な資格は、タクシーやハイヤー同様「運行管理者」です。

 

規模の大きい会社であれば、複数名運行管理者を置く必要があります。

その中から「統括運行管理者」を選任するため、将来的に目指すのもいいかもしれません。

 

5、役員運転手に必須の資格

 

 

役員運転手とは、企業に所属して社長や役員を目的地まで送迎する職業です。

 

役員運転手に必要な資格は「普通自動車第一種運転免許」のみ。

 

資格だけで考えるなら、比較的誰でもできそうな職種だと言えます。

 

5-1.  役員運転手に有利な資格

 

役員運転手が持っていると有利な資格は以下の3つです。

 

運行管理者 一般企業が運行管理者を配置する必要はありませんが、その知識が役立つことがあります。
秘書検定 仕事上のマナーや所作などを学べる資格。

役職のある方と接する機会が多いため、非常に役立ちます。

英検2級・1級、TOEIC550点以上 外国人を担当したり、担当役員の付き添いをして通訳業務を行う可能性があります。

英語に限らず外国語ができると、仕事の幅が広がります。

 

 

6、普通免許だけで仕事ができる「役員運転手」

 

ご紹介したようにプロドライバーはそれぞれさまざまな資格が必要ですが、資格のことだけを考えると、一種免許で従事できる役員運転手が一番簡単にできそうな気もしますね。

 

たしかに役員運転手は、重いものを持つこともなく長距離を運転することも少ないので、他のプロドライバーと比べ比較的楽だと言える面もあるかもしれません。

しかし実際の役員運転手は多くの高度なスキルを求められる、プロ意識を高く持たなければならない職業です。

 

6-1.  役員運転手に求められるスキル

 

役員運転手に求められるスキルは主に「運転技術」「ビジネスマナー」「コミュニケーションスキル」「繊細な心遣い」「守秘義務の徹底」の5つです。

 

運転技術があることは当然で、運転中は常に後部座席に注意し、空調・車の揺れ・騒音等に気を遣わなければなりません。

 

また仕事中は自社の役員だけでなく、取引先でも役職のある方と接する機会も多くあります。

挨拶や身だしなみ、言葉遣いなどは細心の注意が必要です。

 

役員運転手独特な気遣いも必要になります。

しかしこれらのスキルは、なかなか一人で身につけることは難しいものです。

 

スキルを身につけるには、研修制度のある企業に就職したり、役員運転手専門の派遣会社に登録する方法があります。

 

7、役員運転手のスキルを身につけるなら「セントラルサービス」

 

 

もしも役員運転手になってみたいとお考えの方は、役員運転手の派遣会社「セントラルサービス」にお任せください。

 

「セントラルサービス」ではあらゆるスキルに対応した研修を行っています。

細部にわたる研修で、どこに派遣されても恥ずかしくないスキルが身につきます。

 

また「運行管理者」や「秘書検定」といった資格取得も積極的に支援。

派遣先で常に質のいいサービスを提供できるよう、さまざまな角度からバックアップしていきます。

 

興味のある方は「セントラルサービス」までお気軽にお問い合わせください。

 

8、まとめ

 

プロドライバーはどの職業も非常に神経を使いますが、多くのやりがいも感じられる素晴らしい仕事です。

必須の資格以外にも役立つ資格を取得すれば、多方面での活躍や給与アップも期待できます。

 

プロドライバーを目指す方は、ぜひいろいろな資格を取得して、仕事の武器を身につけてください。