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役員運転手の仕事内容とは?7つの仕事内容と1日のスケジュール例紹介

 

役員運転手は役員が出てくるのを車内、車外で待機したり、社用車の埃を払っている…といったイメージを持っている方もいるのではないでしょうか?

 

確かに役員運転手はプロドライバーの中でも比較的運転時間が少ない職種です。

トラックドライバーのように、長距離を運転することもそれほど多くありません。

 

では普段の役員運転手はどんな仕事内容をこなしているのでしょうか?

ここでは役員運転手の仕事内容と気になる年収をご紹介します。

 

「役員運転手って待機時間が長そうだけど、実際どうなの?」

「役員運転手ってラクそう」

と思っている方はぜひ読んでみてください。

 

1、役員運転手とは

 

 

役員運転手とは企業に所属し、社用車で社長や役員を目的地まで送迎するドライバーのことです。

タクシーやハイヤーの運転手のように営利目的の運転ではないため、「普通自動車第一種運転免許」で従事できます。

 

担当する役員のスケジュールによって日々の仕事内容は変わり、自分の都合で働くことはできません。

また残業や休日出勤の可能性もあります。

 

そのため誰かの役にたてる仕事がしたいと考えている人に向いている職業と言えます。

 

2、役員運転手の仕事内容

 

役員運転手は他のプロドライバーと違い、運転時間がそれほど長くありません。

そのため他にもさまざまな業務をこなしています。

 

役員運転手が普段どのような業務を行っているのかご紹介していきます。

 

2-1.  運転

 

やはり仕事のメインは、運転業務です。

朝晩の担当する役員の自宅と会社の往復はもちろん、昼間取引先へ行ったり出張する役員を空港や駅までお送りします。

 

ただ単に運転しているだけではありません。

 

後部座席にいる役員は仮眠をとったり仕事をしたり、電話をしたりしています。

その邪魔にならないよう、細心の注意を払った運転をしなければなりません。

電話をしているのであれば極力静かな道を通ったり、仕事をしているのであれば書類が見えなくならないようトンネルを避けるといった気遣いが必要です。

 

運転しながらも常に後部座席に気を配り、快適に過ごしているか?不自由はないか?といったことを確認しなければならないのです。

 

2-2.  社用車の管理・清掃

 

社用車の管理や清掃も重要な業務です。

 

社用車が汚れていては取引先で役員が恥ずかしい思いをするかもしれません。

 

そのため汚れが付けばすぐに清掃。

清掃後に小雨が降って汚れた場合も、再度清掃を行い常にきれいな状態を保ちます。

 

車内清掃も欠かせません。

役員が快適に過ごせるよう、汚れだけでなく、においなどにも気を遣います。

 

日常の車両点検も重要な作業です。

トラブルがあれば役員のスケジュールに影響を与えかねないため日々細部にわたって点検します。

 

また定期点検や車検を、役員のスケジュールの合間に行わなければなりません。

 

2-3.  渋滞情報・道路情報把握

 

時間ごとの渋滞情報や、道路情報の把握にも努めます。

よく行くような場所でも渋滞や通行止めなどがあれば、その日によって運行ルートを変えます。

 

会社近郊の道路で渋滞しやすい場所や時間などを把握しておくことも大切な業務の1つです。

 

また初めて行く場所であれば事前に運行ルートの選定を行い、到着までにかかる時間なども把握しておきます。

 

2-4.  食事・宿泊先などの手配

 

取引先を招待しての食事会や、会合のための食事の手配を頼まれることもあります。

また遠方の出張や早朝から接待ゴルフがある場合等、ホテルの予約が必要な場面もあります。

 

通常これらは秘書的な業務です。

 

しかし役員運転手の中には秘書業務もあわせてこなしている人もいます。

 

出張先のホテル予約や飛行機や新幹線の座席予約をする可能性もあるでしょう。

 

2-5.  スケジュール管理

 

スケジュール管理も基本は秘書の仕事です。

そのため秘書業務を兼任している人がスケジュール管理を行う場合も十分考えられます。

 

また管理をしないまでも担当する役員のスケジュールを把握しておくことは、どの役員運転手にも必要なことです。

 

次の予定までにどの程度移動時間が必要かを計算し、渋滞や通行止めがあれば秘書と連絡を取り合って少し早く出られるように依頼する必要もあります。

 

2-6.  書類作成

 

毎日の業務が終了したら勤務日報の作成です。

 

日報には運行ルートや距離・業務時間・給油情報などを記載します。

このことで燃費の計算や車両状況を把握できる上に、業務の効率化や勤務時間の改善などが行えます。

 

2-7.  役員の頼まれごと

 

時には役員の頼まれごとをこなすこともあります。

 

業務に関係のあることだけでなく、クリーニングの引き取りや買い物などを頼まれることもあります。

 

安全運転に支障のない範囲で、多少の雑用はこなしている役員運転手が多いようです。

 

3、待機中に時間ができた時

 

このようにさまざまな業務がありますが、待機中に時間があくこともあります。

その場合どのようなことをしているのか少しご紹介しましょう。

 

何もやることがなくなってしまった場合でも、自由に外出できるわけではありません。

待機時間も立派な勤務時間だからです。

 

スケジュールが変わってもすぐに出発できるようにしておく必要があります。

そのため待機中でも、即座に連絡が取れる状態で待機します。

 

また、役員運転手は運転時間は比較的短いものの、夜間の残業や休日出勤など拘束時間が長くなりがちです。

そのため疲れを残して運転業務に支障が出ては困るので、体を休める時間も必要になります。

 

4、役員運転手の一日の仕事内容の例

 

 

ではここで役員運転手のある一日をご紹介します。

 

AM7:15 出社 車両点検・清掃

AM7:45 役員宅へ出発

AM8:00 役員宅到着

AM8:20 役員宅出発

AM8:40 会社到着 以降待機

待機中 次の目的地へのルートと渋滞情報チェック

AM11:00 早めの休憩(1時間)

PM0:15 出発準備

PM0:30 取引先へ出発

PM0:55 取引先到着 待機

PM2:30 取引先出発

PM3:00 会社到着

待機中 明日の目的地のルート選定 車両清掃

PM5:30 役員宅へ出発

PM5:50 役員宅到着

PM6:15 会社到着 日報作成 社両点検

PM6:45 退社

 

このようにやや勤務時間は長いものの、運転時間は2時間と少しと短時間に終わっています。

 

勤務時間は勤務先や日によってまちまちですが、残業や休日出勤した分はしっかりと給与に反映されます。

 

5、役員運転手の年収

 

役員運転手の年収は、250万~600万円とかなり幅があります。

 

企業や残業代の有無によって収入に幅があるためです。

また身についているスキルや経験、資格によっても差が出てきます。

 

役員運転手として成功するためには、日々の業務をしっかりこなし資格やスキルを身につけて、役員からの信頼をえることが重要です。

 

詳しくはこちら

「役員運転手に資格は必要?役立つ3つの資格と5つのスキルを紹介」

 

しかし役員運転手は単独で行動することがほとんどなので、誰かに教育を受けるのが難しい職業です。

では適切な資格を取得し、スキルを身につけるにはどうすればよいでしょうか?

 

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7、まとめ

 

役員運転手の仕事内容は運転だけでなく、社用車の管理・清掃や書類作成など多岐にわたります。

 

時には秘書的な業務や、役員の頼まれごとをこなすこともあり、臨機応変に対応できるようにしておかなければなりません。

必ずしも慌ただしいわけではありませんが、いろいろな面で気を遣う仕事です。

誰かの縁の下の力持ちになって役に立てる仕事がしたいという方は目指してみてはいかがでしょうか?

 

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