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役員運転手の採用面接では何を聞かれる?確認される適性とスキル

 

役員運転手は担当する役員の命を守る重要な仕事です。

 

それだけでなく、役員を陰から支え何かあったときにはすかさずフォローできるような、臨機応変な対応も求められます。

取引先の役員とお話させていただく可能性もあり、ビジネスマナーも身についていなければなりません。

 

それだけさまざまなスキルが要求されます。

 

そのため採用面接はかなり厳しく、志望動機はもちろん他にも多くのことを質問されます。

質問内容だけでなく、面接のために入室した瞬間から立ち居振る舞いや話し方なども細かくチェックされているのです。

 

ここでは質問される内容や見られている資質、当日の服装などを詳しくご紹介します。

その場であせらずに済むように対策しておきましょう。

 

1、役員運転手は人の命を預かる仕事

 

役員運転手はその名のとおり、役員を乗せて目的地までお届けする仕事です。

 

社内でも重要な決定権をもつ役員の命を預かる重要な任務を担っています。

 

そのため役員運転手の採用はそう簡単に受かるものではありません。

覚悟をもって面接に臨みましょう。

 

2、役員運転手の面接で聞かれること

 

 

面接ではどういったことを質問されるのでしょうか?

まずは想定される質問内容を確認しましょう。

 

2-1.  志望動機

 

志望動機は役員運転手に限らず、どんな職業でも聞かれます。

「役員運転手になりたい理由」「今までの経験や職歴」このふたつは、すぐに答えられるようにしておきましょう。

 

過去に役員運転手の経験がない場合はとくに「なぜなりたいのか」「今までの経験のどんなことが役員運転手に活かせるか」といったことも聞かれるかもしれません。

 

「なぜこの会社に応募したか」も聞かれる可能性があります。

あらかじめホームページなどでその会社について調べて頭に入れておきましょう。

 

2-2.  事故経験の有無

 

人を乗せて運転する仕事なだけに、事故歴も必ず聞かれると思っておきましょう。

 

入社後は免許証のコピーを求められるはずなので、ゴールドカードかどうかは簡単に分かってしまいます。

事故歴があったとしても、噓をついたりその場しのぎで適当なことを言うのは避けましょう。

 

2-3.  飲酒・喫煙の有無

 

担当する役員が喫煙しない方の場合、少しのたばこのにおいも敏感に感じて嫌がる可能性があります。

面接時にたばこのにおいをさせないのは当然のこと、喫煙する場合でも仕事中は吸わないなど気を遣う必要があるでしょう。

 

また仕事前日の深酒がそのまま残ってしまい、社用車運転中に飲酒運転で捕まったりすれば会社の信用にかかわります。

 

お酒は飲むなとは言われないでしょうが、飲酒するのであれば休日前などに抑えておいた方が無難です。

 

2-4.  健康状態

 

役員運転手の仕事は、会社の大切な重役の命を守る仕事でもあります。

運転に影響のある持病などがないかを確認されるかもしれません。

 

入社後は直近の健康診断の結果の提出を求められたり、定期的に健康診断を受けるよう段取りがとられるはずなので、嘘偽りなく正直に答えましょう。

 

3、役員運転手の面接で確認される適性

 

 

面接では質問以外にも、気付かないうちにいろいろなことを確認されています。

 

質問の答えは何とでも言えるのでそこまで重視せず、実はこちらの方を重視しているという面接官もいるかもしれません。

 

以下のことを常に意識して、面接に臨みましょう。

 

3-1.  冷静さを持ち合わせている

 

運転が仕事なので、常に冷静でいられることが重要です。

 

『時間がないのに渋滞に巻き込まれた』『事故に巻き込まれてしまった』など、運転していれば何かしらトラブルが起きることは十分考えられます。

 

どのような突発的なアクシデントでも冷静沈着に対応できることが求められます。

そのため面接の際は、想定外の質問でも慌てずに落ち着いて対処できるようにしましょう。

 

3-2.  無駄話をしない

 

役員運転手は守秘義務があり、車内で見聞きした内容はたとえ同じ会社の人が相手でも他言は厳禁です。

 

また誰かを乗せて運転する際に、役員運転手の方から話しかけることはほとんどありません。

話しかけられたとしても、こちらからは必要以上に話さないことを心がけます。

 

そのため面接で聞かれたことに簡潔に応えず無駄な話が多いのは、あまり印象がよくありません。

 

3-3.  清潔な身だしなみ

 

役員運転手は仕事柄、役職のある方にお会いすることが多々あります。

スーツにしわがあったり、無精ひげが生えていたりするとだらしがない印象を与えます。

 

社内の人たちに対してももちろんですが、とくに重要な取引先の方に不快な思いをさせるわけにはいきません。

取引に影響があっては困るからです。

 

そのためにもスーツやシャツにはしわがなく、靴はきれいに磨かれた状態で面接を受けましょう。

ひげや髪型も、スッキリと爽やかな印象を与えられるように気を配ります。

 

姿勢も猫背になっていては、やる気を感じられません。

背筋を伸ばしまっすぐに面接官を見て受け答えをしましょう。

 

3-4.  ビジネスマナーが身についている

 

身だしなみ同様注目されるのがビジネスマナーです。

 

ビジネスマナーは役員運転手にとっては身についていて当然の一般常識です。

 

取引先の方と接する機会があったときに、言葉遣いや挨拶が正しくできなければ、自分のみならず担当する役員の方にまで恥をかかせることになります。

 

たとえば面接では、最初の挨拶の仕方から重要です。

頭を軽く下げるだけではなく「よろしくお願いいたします」の後に、深く頭を下げます。

 

また自分のことは「私(わたくし)」と言うようにしましょう。

 

3-5.  気配りができるか

 

役員運転手にとって、気配りができることは重要なスキルです。

 

運転中でも常に後部座席に気を配り、役員の仕事がスムーズに進むようにしなければなりません。

そのためかなり細やかな気配りが求められます。

 

面接中の何気ない質問の中にもそういった資質を見極めようとしているものがあるかもしれません。

どのような質問がきてもありきたりな答えをするのではなく、その質問の意図を見極めて答えるようにしましょう。

 

3-6.  コミュニケーション能力の有無

 

車内ではほとんどの時間を、役員と二人だけで過ごすことになります。

そのため運転だけしていればいいというわけではありません。

 

仕事に関することを話しかけられることもあれば、雑談が始まることもあるでしょう。

どのような話でもしっかりと耳を傾け、柔軟に返答できるコミュニケーション能力が求められます。

 

面接でも、質問に対して的確に返答できるかどうか、感じの悪い態度ではないかといったことを見られます。

 

3-7.  担当する役員との相性

 

そして最も重要なのは、担当する役員との相性です。

 

しかしこればかりは、どうしようもありません。

 

できることといえば、役員運転手のあるべき姿を面接で見せることぐらいでしょう。

つまり自分を主張しすぎることなく「誰かの役に立ちたい」という意思を見せるということです。

 

常に縁の下の力持ちとして、役員を支えたいという気持ちを伝えましょう。

 

4、実地テストの可能性も

 

 

会社によっては、面接だけに終わらず実際の運転チェックを行うこともあります。

面接官に乗っていただき、公道や自動車教習所などを使って運転技術の試験を行うのです。

 

社用車は左ハンドルや大型車の可能性もあり、普通車の運転以上に気を配らなければなりません。

 

またブレーキングやハンドリングも、後部座席の方に影響がないよう細心の注意が必要です。

 

5、まとめ

 

役員運転手は人の命を預かる仕事です。

 

採用する側としても、新規雇用には非常に気を遣います。

そのため面接時には一般的な志望動機や事故歴の確認だけでなく、ビジネスマナーやコミュニケーション能力・身だしなみなど、役員運転手に必要な資質やスキルを見極めています。

 

どんな質問でも冷静に真摯な姿勢で対応するように心がけましょう。

 

「セントラルサービス」は、役員運転手専門の派遣・請負会社です。

入社後は役員運転手としてのあらゆるスキルが身につくよう、多くの研修を行っています。

 

興味をお持ちの方はお気軽にご相談ください。