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お抱え運転手に二種免許は不要!タクシー運転手との違いや必要なスキル紹介

 

タクシーやハイヤーの運転手とは違い、お抱え運転手に二種免許は不要です。

「普通自動車第一種運転免許」さえあれば、ほかの資格も必要ありません。

 

ただ、資格が必要ない代わりに、高度なスキルを求められます。

 

<お抱え運転手に求められるスキル>

・高度な運転技術

・守秘義務の徹底

・ビジネスマナー

・コミュニケーション能力

・細やかな心遣い

 

ここでは、お抱え運転手とタクシー・ハイヤーの運転手の違いと、お抱え運転手が求められるスキルについてご紹介します。

 

お抱え運転手になりたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

1. お抱え運転手に二種免許は不要

 

お抱え運転手に二種免許は必要ありません

 

タクシーやハイヤーなど同じような仕事をしているドライバーたちに二種免許が必要なのは、営利目的で車の運転をしているためです。

そのため緑ナンバーの車両に乗っています。

 

お抱え運転手は白ナンバーの社用車を運転するため、一種免許で問題ないのです。

 

ただしお抱え運転手の募集をしている会社によっては、二種免許のあるドライバーを優遇して採用することもあります。

 

それは二種免許を持っていることより、タクシーやハイヤーなど人を乗せる仕事についていた経験が優遇されるためです。

 

1-1. 必要な資格は一種免許のみ

 

では一種免許以外に何か必要な資格があるのかというと、とくにありません。

 

仕事で役立つ資格としては、「秘書検定」や「TOEIC(英会話のスキル)」などが挙げられます。

 

お抱え運転手の仕事は秘書同様に、社長や役員といった会社の要職にある方々をフォローする仕事です。

そのため秘書検定で学ぶ内容は、仕事をする上で非常に役立ちます。

 

外資系企業や海外と取引のある会社では、必要な場合に英会話を求められる可能性もあります。

 

また国家資格である「運行管理者」の資格は、通常お抱え運転手の場合必要ありません。

ただ複数名のお抱え運転手が所属している会社の場合、保守管理や運行予定をたてる際に役立つことがあります。

 

2. 資格以上にお抱え運転手に求められるのはスキル

 

このようにお抱え運転手には、特別な資格は必要ありません。

 

では運転だけできればよいのかというと、そうではありません。

 

自分より立場が上の役員や取引先の方と接することもあるため、失礼のないふるまいができる人材が求められます。

 

想像以上にさまざまな「スキル」が必要なのです。

 

2-1. 高度な運転技術

 

当然必要なのは「高度な運転技術」です。

 

お抱え運転手が乗る社用車は左ハンドルや大型車のような、運転の難しい車ばかりです。

 

これらの車は右左折やカーブなど注意が必要で、慣れていなければ難しいと感じることもあるでしょう。

 

また運転中は運転だけに集中していればよいわけではありません。

 

役員が快適に過ごせるように、常に後部座席にも意識を向ける必要があります。

 

電話をしていれば工事中の道路を避ける、書類を読んでいればできるだけトンネルのないルートを選択するといった気配りも必要です。

 

2-2. 守秘義務の徹底

 

車内で電話をしている役員が、ときに機密情報を口にすることもあります。

 

しかしお抱え運転手は車内で見聞きしたことを決して口外してはいけません。

それは社外だけではなく、社内の人間に対しても厳禁です。

 

ちょっとした内容でも、口外したことで会社に大きな損失を招いてしまうこともあります。

 

役員はドライバーに対し全幅の信頼をおいているからこそ、車内でも重要なことを話せるのです。

その信頼を裏切らないようにしましょう。

 

役員のプライベートな内容に関しても、同様です。

 

2-3. ビジネスマナー

 

社会人として誰でもビジネスマナーは必要です。

とくにお抱え運転手は接する方が社会的に身分の高い方が多いため、しっかりと身につけておきたいスキルといえます。

 

なかでも「挨拶」「言葉遣い」「身だしなみ」は、厳しく見られる部分でもあります。

 

取引先の方に対し失礼なふるまいをすれば、今後の取引に影響を与えかねません。

 

表立って接することは決して多くありませんが、常にどこから見られても恥ずかしくないマナーは習得しましょう。

 

2-4. コミュニケーション能力

 

役員の中には、フランクに話しかけてくださる方もいらっしゃいます。

また取引先の方とお話させていただく機会もあるでしょう。

 

その際にはコミュニケーション能力が求められます。

 

決してこちらから話をしてよいわけではありません。

 

それでも相手の方を不快にさせず、気持ちよく話していただけるようにふるまえなければなりません。

 

2-5. 細やかな心遣い

 

移動中の役員はある程度リラックスした状態でいることもあります。

素の姿を見られるからこそ、ちょっとした体調の変化や疲れに気付けるのがお抱え運転手です。

 

体調を崩し熱があるようなら、空調の調整や秘書に連絡し薬の用意を頼むといったこともできます。

 

また空港や入口の複数ある駅にお送りする際には、一番便のよい場所まで車を廻すことも心配りの1つです。

 

これらはある程度の下調べや知識があり、常に役員に注意を払っていなければならず、決して簡単なことではありません。

しかし能力のあるお抱え運転手なら誰もが行っていることです。

 

3. お抱え運転手になる方法

 

 

お抱え運転手になるには2つの方法があります。

「企業の求人募集に応募する」方法と、「お抱え運転手の派遣会社に登録する」方法です。

 

それぞれのメリット・デメリットを確認してみましょう。

 

3-1. 企業の求人に応募する

 

企業の求人に応募するメリットは、面接時に自分の目でどのような企業か確認できる点です。

 

ただし、必ずしも採用されるとは限らないことや、ちょうどよいタイミングで理想的な求人に出会えるか分からないといったデメリットもあります。

 

企業の求人では経験者が優遇されることも多く、未経験の場合はやや難易度が高いことも考慮しましょう。

 

3-2.  お抱え運転手の派遣会社に登録する

 

もう一つの方法は「お抱え運転手の派遣会社に登録する」方法です。

派遣会社の中にはお抱え運転手専門の会社があります。

 

派遣会社では運転技術や守秘義務に関すること、ビジネスマナーなどさまざまなことを研修で学べます。

お抱え運転手未経験の方でもスキルを身につけ、経験を積むことも可能です。

 

研修内容は派遣会社によって変わるため、会社のサイトで確認してみましょう。

 

3-2-1. 「セントラルサービス」ならスキルが身につく!

 

セントラルサービス」は都内3か所に営業所を構える派遣・請負会社です。

 

「セントラルサービス」は企業の方から教育を依頼されるほど研修内容が多岐にわたり、どこへ行っても恥ずかしくないスキルを身につけられます。

 

また「秘書検定」や「運行管理者」の資格試験を受験したい方に対して前向きな支援を行い、資格取得をバックアップします。

 

お抱え運転手として一定のスキルアップを目指したいという方は、お気軽にご相談ください。

 

4. まとめ

 

お抱え運転手は社用車を運転するため、二種免許がなくても問題ありません。

 

普通自動車第一種運転免許さえあれば従事できます。

ほかに必要な資格もありません。

 

資格が必要ない代わりに、さまざまなスキルが求められます。

 

<お抱え運転手に求められるスキル>

・高度な運転技術

・守秘義務の徹底

・ビジネスマナー

・コミュニケーション能力

・細やかな心遣い

 

お抱え運転手はただ単に運転だけしていればよい仕事ではありません。

 

これらの技術を身につけたい、自分の技術力がどの程度か確認したいという方は、お抱え運転手の派遣会社でスキルを磨くことも考えてみましょう。