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車の送迎で身につけたいビジネスマナー9選!

車の送迎で身につけたいビジネスマナー9選!

「上司に急にお客様の送迎を頼まれて困っている」

「お客様を社用車でお送りする際、どこに座っていただけばよいか分からない」

 

普段からお客様を乗せて車の運転をすることがない場合、急に頼まれると基本的なマナーが分からず、戸惑ってしまうのではないでしょうか?

 

とくにお客様が、取引先企業の役職がある方の場合は、レベルの高いマナーが求められます。

 

そこでこの記事では、車の送迎の際に焦らず対応できるよう、身につけるべきビジネスマナーと基礎知識をご紹介します。

 

社会人のたしなみのひとつとして、ぜひ覚えておきましょう。

 

 

 

 

1. 車の送迎で知っておきたいビジネスマナーの基礎知識

 

お客様を車で送迎することになった場合「どこに座ってもらえばよいのか」「お荷物の扱い方」「ドアの開閉もやった方がよいのか」など、分からないことが多いものです。

 

まずは、社用車でお客様の送迎を担当する際に覚えておきたいビジネスマナーをご紹介します。

 

1-1. 【車種・状況別】上座と下座のマナー

 

送迎の際に悩むのが、お客様にどこに乗っていただくのか?ということでしょう。

 

車には、上座・下座が存在します。

セダンタイプの車両にお客様に乗っていただく場合、役職のある方から順に、運転席の後ろ・助手席の後ろ・後部座席の中央・助手席の順に座っていただきます。

 

ちなみに、社内の人だけで乗車する場合は、助手席・運転手の後部座席・助手席の後部座席・後部座席の中央となるため、注意が必要です。

 

ほかにも、パターンによって、どなたにどこに座っていただけばよいか異なるケースがあります。

ここでは、いくつかのパターンに分けて、ご紹介します。

 

1-1-1. ミニバンタイプの車両の場合

 

セダンタイプならまだしも、近年増えているミニバンタイプでは、いったいどこにご案内すればよいのか分かりません。

 

ミニバンタイプにお客様に乗っていただく場合、助手席までの席順はセダンタイプと同様です。

さらに助手席の後に、運転席側の3列目・助手席側の3列目と続きます。

 

ゆったりとくつろげる2列目に、役職のある方に乗っていただくようにしましょう。

 

1-1-2. お客様が何名もいる場合

 

お客様が何名もいらっしゃる場合でも、上座・下座は変わりません。

しかし、大勢いらっしゃる場合は、優先順位が分からないケースがあります。

 

優先させる順番は「役職・社歴・年齢」です。

 

お客様の中でも役職が一番上の方がどなたなのか一番分かりやすいため、その方にご案内することさえ間違えなければ、あとはお客様が順に乗ってくださるでしょう。

 

1-1-3. 自分の上司が運転する場合

 

自身の上司が運転しお客様を送迎する場合、お客様と自分自身はどの席に座るのが正解でしょう?

 

この場合、お客様には後部座席に座っていただき、自分は助手席に座るのが礼儀です。

ただし、お客様自ら助手席に座りたいとおっしゃられた場合は、それに従いましょう。

 

もしもお客様が、2人・3人いらっしゃる場合も同様で、自身は助手席に座ります。

 

1-1-4. 女性や和服の方がいる場合

 

お客様の中に女性がいらっしゃる場合は、後部座席の中央にならないよう配慮しましょう。

 

後部座席の中央部分は足元が高くなっていることがあり、足を開くか、どちらかに寄せる必要があります。

女性は座りにくいため、別の座席をご案内した方がよいでしょう。

 

レアなケースですが、和服を着た方がいらっしゃる場合は、乗り降りが大変なため、助手席後ろをご案内するのがスマートです。

 

また、お体が不自由な方も、助手席後ろが楽なこともあります。

上座に座っていただくのがふさわしい方でも、臨機応変に対応しましょう。

 

1-2. お客様の荷物の取り扱いマナー

 

大きなお荷物がある場合は、お客様にトランクを利用されるか確認します。

 

利用される場合は、お荷物をお預かりし、ぶつけないよう注意しながら丁寧にトランクに詰めましょう。

お客様が必要ないとおっしゃられた場合は、無理強いする必要はありません。

 

1-3. ドアの開閉マナー

 

乗車いただく際は、ドアの開閉も行いましょう。

助手席後ろのドアを左手で開け、右手で「どうぞ」と乗車のご案内をします。

 

閉める際は、カバンや服が挟まっていないか確認し、ゆっくりとドアを閉めます。

プロの役員運転手のように最後の10cmほどのところで一度止めるテクニックを。

 

降りる際は、運転席から素早く降りて、同じように左手でドアの開閉を行います。

お客様が挟まれないよう、全員の乗降が終わるまで、ドアは抑えておきましょう。

 

2. 車の送迎で事前にチェックしておきたいビジネスマナー

 

これらの基礎知識以外にも、覚えておきたい送迎時のビジネスマナーがあります。

 

少しの気配りでも、見ている方はしっかり見ています。

気持ちよく移動時間を過ごしていただけるよう、身に着けておきましょう。

 

2-1. 身だしなみ

 

お車に乗っていただく際に初めてお客様にお会いする場合は、身だしなみに注意しましょう。

 

シャツにアイロンをかけるまではできませんが、ネクタイのゆるみを直す・革靴の汚れをふき取るなど、最大限できることを行い、お客様に不快な思いをさせないよう気を配ります。

 

寝ぐせやひげもチェックしましょう。

 

2-2. 快適な室温

 

室温にも注意を払いましょう。

暑い日や寒い日は事前にエアコンを入れ、快適な温度になった状態で乗車していただくようにします。

 

間違っても、お客様に汗をかかせたり、震えさせたりすることのないように注意しましょう。

 

さらに、乗車後もお客様の様子に注意を払い、暑そうにしていればさらに温度を下げるといった気配りが必要です。

 

2-3. 車内の清掃

 

室温を調整している間に、社内の清掃も行っておきます。

とくに乗車していただく後部座席は、ごみが落ちていないかよく確認し、窓ガラスの指紋や汚れもチェックしましょう。

 

2-4. 運転技術

 

運転に慣れているといっても過信は禁物です。

お客様を乗せて運転する際は、急なカーブや右左折の際に可能な限りスピードを緩め、お客様の負担にならないよう心がけましょう。

 

また、急発進・急ブレーキ・急加速など「急」のつく運転は厳禁です。

 

雨天時の運転も注意が必要です。前方の車両との間隔を十分に空け、無理な運転は避けましょう。

 

2-5. 車の停車位置

 

お客様が下りる際、車の停車位置にも気を配りましょう。

もしも道路上で停車する場合は、降りやすい足元がフラットな場所を探します。

 

植え込みや水たまりのある場所などは、もってのほかです。

お客様の会社までお送りする場合は、なるべく少ない歩数で社内へ入っていけるような場所へ停車させましょう。

 

2-6. 守秘義務の徹底

 

お客様をお送りするからと、張り切っていろいろ自分から話す必要はありません。

話しかけられない限りは、運転に集中しましょう。

 

また、お客様が車内で話されたことや、電話での話しを耳にしても、ほかの誰かに話すことは厳禁です。

 

運転手の仕事は、安全にお客様を送迎すること。

興味深いことは誰かに話したくなるかもしれませんが、それによりトラブルを招くこともあるため、注意しましょう。

 

3. お客様の送迎は派遣の役員運転手に依頼するのもおすすめ

 

事前にお客様が来社されることが分かっている場合、役員運転手の派遣・請負会社に送迎を依頼するのもひとつの方法です。

 

役員運転手の派遣・請負会社は通常、1カ月単位や年単位で企業と契約をし、ドライバーを紹介しますが、中には半日や1日単位といったスポットでドライバーを紹介している会社もあります。

 

車両とドライバーをセットで依頼するハイヤーとは異なり、もともと保有している社用車を運転するため、ドライバーのみの費用で済みます。

ハイレベルなスキルをもったドライバーなら、お客様の満足度も高いでしょう。

 

4. まとめ

 

車でお客様の送迎をする場合、座る位置やお荷物の扱い・ドアの開閉など、さまざまなビジネスマナーを身につけておく必要があります。

 

また、お客様の中には、細かい部分まで見ている方もいらっしゃいます。

車内清掃や室温・自分自身の身だしなみには十分注意し、気分よく移動時間を過ごしていただけるように心がけましょう。

 

セントラルサービス」は、都内を中心に役員運転手をご紹介する派遣・請負会社です。

大事なお客様の送迎や、役員の参加される接待やゴルフコンペ・出張のための空港移動など、特別な際にもご利用いただけるよう、スポット契約を設けております。

 

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